前置き
技「ねっぷう」を覚えるポケモンを調べたところ、ざっくり以下の通りだった。
・ほとんどのほのおタイプ
・一部のひこうタイプ
・一部のドラゴンタイプ
・ミュウ、ドーブル
興味深かったので詳しく見てみることに。
1:ほのおタイプ
ほのおタイプにとってはスタンダードな技なのだろうか、ほぼ全てのポケモンが覚える。覚えないのは
晴れポワルン、ゲンシグラードン、ヒートロトム、めらめらオドリドリ
の4種。いずれもフォルムチェンジでほのおタイプになったポケモンである。
・ゲンシグラードンはかえんほうしゃやだいもんじは覚えるのにねっぷうは覚えない。かえんほうしゃとだいもんじは、ほのおタイプ以外でも火を噴きそうなポケモンは覚える(ニドキング、プリン、テッカグヤetc)ので、グラードンはそっちのカテゴリーと思われる。
・オドリドリについては後述。
2:ひこうタイプのポケモン
このカテゴリは、翼をもっているかどうかがポイントになる。まずは、ねっぷうを覚えないポケモンからまとめていく。
2A:翼のないポケモン
ドードリオ、ギャラドス、ワタッコ、レックウザ、フワライド、スピンロトム、ボルトロス、ランドロス、メテノ、テッカグヤ
翼のないポケモンたち。このグループの特徴としてつばさでうつやエアスラッシュをあまり覚えない。スピンロトムとテッカグヤのエアスラッシュだけが例外。いわゆる「飛ぶ鳥」というひこうタイプの主流イメージからは遠く、ひこう技に対して全体的に不器用かも。
2B:ほのおのイメージにそぐわないポケモン
フリーザー、デリバード、マンタイン、エアームド、ルギア、ペリッパー、トロピウス、スカイシェイミ、スワンナ、フクスロー
ほのお弱点とみずタイプが該当。苦手なタイプの技は覚えさせづらいようだ。ルギアも水のイメージが強い。
2B':虫
バタフリー、ストライク、メガカイロス、レディアン、メガヤンマ、アゲハント、アメモース、テッカニン、ガーメイル、ビークイン、ビビヨン
この記事を書き始めた当初は、翅では風を起こすのに不十分か、など考えていたが、おそらくむしタイプがほのお弱点だからだろう。ひこうタイプではないがモルフォンやクワガノンも覚えない。
2C:滑空しかできないポケモン
厳密な意味での「羽ばたける翼」を持たず、滑空で飛んでいそうなポケモンたち。翼が全くないポケモン(A)と違い、ひこう技は少ないわけでもない。全員はねやすめを覚えるし、グライオンとルチャブルはゴッドバードやつばさでうつを、エモンガはエアスラッシュを覚える。
2D:オドリドリ
オドリドリ各種
そんな・・・。翼もあるし羽ばたけるし、全フォルムほのお弱点でもみずタイプでもないのに・・・。
「めざめるダンスほのお」を「めらめらオドリドリ」で使ってもらうために、他のほのお技を渡したくなかったのだろうか。事情が特殊なので分からなくもないが、さすがに不遇では・・・?
これらに当てはまらないひこうタイプは全員ねっぷうを覚える。
全体的に見ると、覚えるかどうかの判断基準は分かりやすい。他の飛行技を差し置いて、「翼があるかどうか」の基準に一番忠実に従っていると感じた。オドリドリ以外は。
3:ドラゴンタイプのポケモン
基本的にはひこうタイプと基準は同じで翼があるかどうか。ガブリアスやジヘッドなどは覚えず、フライゴンやサザンドラなどは覚える。
本当に翼さえあれば覚える。アクジキングすら覚える。ひこう技を一切覚えないのに。この点でひこう・ドラゴン系では明らかに異彩を放っている。
翼があるのに覚えられないのはゼクロムくらい。レシラムが対になるので、「ほのおタイプではない」イメージがついたからか。
4:それ以外のポケモン
アルセウス・シルヴァディ・ミュウ・ドーブル:覚える。なんでもありなポケモン達。
ルナアーラ:翼があるので覚える。わかりやすい。
ソルガレオ:翼が無いので覚えない。太陽の使者だけど。
ネクロズマ:翼が無いのになぜか覚える。ウルトラネクロズマには翼があるが、グラードンなどの時の「素のフォルムを基準とする」規則からは外れてしまう。太陽が覚えないのに、日食は覚えるのがなんとも。
ソルロック:翼が無いのになぜか覚える。「太陽エネルギーを蓄えているから」が理由だとしたら、ソルガレオの立場がいよいよ危うい。
キマワリ・エーフィ(たいようポケモン):翼が無いので覚えない。もう1匹のたいようポケモンウルガモスはほのおタイプなので文句なく覚える。
まとめ
ねっぷうを覚えるポケモンは、
(ほのおタイプ)+(翼がある)ー(ほのおタイプにそぐわない)ーオドリドリ
※ただし、太陽が絡むと不規則
となる。