構築の経緯
サンルール当時 :
カイオーガのしおふきはつよい
→弱点保険カイオーガでもっとつよい雨しおふきを打ちたい
→さらにバッテリーと合わせたらとてもつよいのでは!?
誰かのボルトチェンジでカイオーガの弱点保険を発動させつつ、後ろのデンヂムシに繋いでとてもつよいしおふきを打つことにした。
低火力でボルトチェンジが打てるのはコバルオン、ギギギアル、トゲデマルあたり。その中でも強いS操作技があってカイオーガのサポートがしやすいトゲデマルを採用。
構築名は「マーマネオーガ」となった。
(4体目にはファイアローを選択。追い風でカイオーガが相手の上を取れるようにする。カイオーガの苦手な草タイプを対処でき、脱出ボタンを持たせれば退場もしやすくなる。
5,6体目は入れ替えながら使用したが、ルナアーラとカプテテフを主に使った。ルナアーラはS操作兼Z技の瞬間火力のため。カプテテフはカイオーガへの先制技を防ぐため。スカーフを持ってトゲデマルが苦手なライチュウを上から縛れるようにした。)
ここまでサンルール。
コンセプトや構築名が明確なので気に入っていたが、当時は少し遊んだ後他の構築を使っていた。しかし新作がメガZ無し・伝説も不明という状況なので、使えるうちにもう一度使いたいと思った。
並びはウルトラルール用にアレンジ。マーマネオーガ3体は続投。
4体目にはメガレックウザを選択。追い風でカイオーガが相手の上を取れるようにする。カイオーガの苦手な草タイプを対処でき、ガリョウテンセイを連打すれば退場もしやすくなる。
5,6体目は入れ替えながら使用したが、カプ・コケコとカプ・テテフを主に使った。カプ・コケコはS操作兼Z技の瞬間火力のため。カプ・テテフはカイオーガへの先制技を防ぐため。スカーフを持ってトゲデマルが苦手なライチュウを上から縛れるようにした。
これで構築を完成とした。
個別解説
特性:がんじょう
持ち物:ビビりだま
ニードルガード/ほっぺすりすり/ボルトチェンジ/いかりのまえば
低火力ボルトチェンジ要員。特攻種族値が40しかない(実はアゴジムシより低い)。ほっぺすりすりのS操作が強かったので採用した。
ボルトチェンジをカイオーガに打つまで生き残る必要があるため、ねこだましではなくニードルガードを採用。相手の2ターン目以降のねこだましにも対応できる。同じ理由で特性は避雷針ではなく頑丈。せっかく頑丈なのでがむしゃらを採用したかったが(デンヂムシで相手をきぜつさせやすくなる)、いかりのまえばも強かったので断念。
可能な限り上を取りたかったのでビビりだまを持たせた。
特性:バッテリー
持ち物:しんかのきせき
性格努力値:慎重HD
いとをはく/むしくい/まもる/ひかりのかべ
性格補正あり無振りゲンシカイオーガの雨しおふきダブルダメージ→D特化奇石デンヂムシ:60~70%くらい
C特化ゼルネアスのジオコン後ムーンフォース→D特化奇石デンヂムシ:84~99%くらい
バッテリー要因。いとをはくでS操作ができるのが優秀。なんか耐久もすごい。大切に扱うためのまもる(落ちるとカイオーガの火力が下がる)、あいての半分回復実を食べるむしくいまで確定。
残り1枠は天候を奪い返すあまごいや1発耐えるためのひかりのかべ、運勝ち用のどろかけ、トリル軸相手に味方カイオーガを下から叩けるボルトチェンジあたりが候補か。単体火力の低さがネックなので最高打点のワイルドボルトもあり。
カイオーガの範囲技警戒のワイドガードにいとをはくが引っかかるのが地味に辛い。
特性:あめふらし
持ち物:じゃくてんほけん
性格努力値:控え目CS
しおふき/こんげんのはどう/かみなり/まもる
カイオーガのじゃくてんほけん雨バッテリー体力85%しおふきダブルダメージ→
ファントムガードあり無振りルナアーラ:50%くらいの乱数1発
ジオコン後H振りゼルネアス:37%くらいの乱数1発
H振りメガボーマンダ:確定1発
H振りカプ・レヒレ:55>%くらいの乱数1発
カイオーガのじゃくてんほけん雨バッテリーエレキフィールドかみなり→ H振りカプ・コケコ:確定1発
エース。じゃくてんほけん雨バッテリーしおふきで相手を倒す。半減相手にはボルトチェンジのせいで絶妙に火力が足りないので、ほっぺすりすりであっても削っておきたい。雨やバッテリーといった火力アップ要素が揃わなかったときも、トゲデマルの削りが重要になる。
水技2つにいとをはくと合わせたいまもる、エレキフィールドに乗って高火力が出せるかみなりを選択。かみなりは命中安定でワイドガードを無視できるねっとうでも良いかも。
特性:エアロック→デルタストリーム
持ち物:きあいのタスキ
性格努力値:意地AS
追い風枠。もともと脱出ボタンファイアローだったが、相手のゲンシグラードンに対応できるようにメガレックウザにした。ガリョウテンセイ連打で確かに退場しやすくはなるが、大切に扱った方がいい場面も予想以上に多かった。
技は一般的な追い風メガレックウザ。トゲデマルのいかりのまえばと合わせてしんそくでコケコを倒せるいじっぱりで採用。
カプ・コケコ
特性:エレキメイカー
持ち物:デンキZ
性格努力値:臆病CS
かみなり/マジカルシャイン/エレキネット/まもる
レヒレを初めとする高耐久水タイプを相手にできるため採用。特にミストフィールド下では相手をまひさせられないため、フィールドを取り返すだけでも仕事になる。
味方メガレックウザのデルタストリームに注意。
特性:サイコメイカー
持ち物:こだわりスカーフ
性格努力値:臆病CS
カイオーガを先制技から守るために採用。アマージョやハギギシリではイベルタルに弱そうだったのでカプ・テテフ。
テテフ自身はS操作技(非Z)を10万ボルトとかみなりしか覚えず確率に不安があったので、自身で上から殴れるようスカーフにした。
グラカイゼルネ全部に対応するためのエスパー技2種、イベルタルレックウザに入るムーンフォース、重めな相手トゲデマルに打点になるきあいだまを採用。
選出
基本
後発:カイオーガ+デンヂムシorカプ・コケコorカプ・テテフ
トゲデマルとレックウザでS操作と削りをしてカイオーガのしおふきに繋げる。
グラードン相手
相手メガゲンガー+何か、こちらトゲデマル+カイオーガのような盤面で、相手ゲンシグラードン後出しに対してトゲデマルのオーガ方向ボルトチェンジからのレックウザ出しが強そう。
感想
レート1500~1550くらい。(ある程度予想はしていたが)なかなか厳しかった感じ。
1:GSルールでは火力アップ系のギミックは難しい
耐久の高い伝説ポケモンを相手にしなければならない
→これを一撃で倒せるポケモンは一部の高火力伝説ポケモンに限られてしまう
→当然それらにはメタが張られており動かしづらい
という感じ。メタ外のいかりのつぼ勢(一般ポケモン)のほうが動かしやすいかもしれない。
実際に火力アップ系ギミックで上手くいった構築があればぜひ知りたい。
相手の先制技持ち(レックウザとイベルタル、大量にいる)が軒並みカプ・テテフで一致弱点をつけるので、どうしても選出したくなってしまいデンヂムシが出せない。またカイオーガが倒し損ねたポケモンをスイープするという観点からも、火力のないデンヂムシより速いカプ・テテフを出しがちになる。
こうなるとマーマネオーガというより追い風レックウザ構築の色が強くなるので、そちらに他のポケモンや技を最適化した方がよさそう。
3:それでもギミックが全て決まればつよい
火力アップの条件が揃えば強かった。実際に相手のカプ・コケコをカイオーガの雷でワンパンしたりした(不一致半減技で準伝説を倒すのは楽しい)。ギミックとしてのポテンシャルは比較的あるほうだと思う。
伝説ありルールでのギミック構築の難易度の高さがよく分かった。ソードシールド1年目はWCSは地方ダブルだと思うので、そこでまたギミックを考えていけたらと思う。
おまけ:サンルール版個別解説
特性:がんじょう
持ち物:ゴツゴツメット
性格努力値:陽気AS
特性:バッテリー
持ち物:しんかのきせき
性格努力値:慎重HD
いとをはく/むしくい/まもる/ひかりのかべ
特性:あめふらし
持ち物:じゃくてんほけん
性格努力値:控え目CS
しおふき/こんげんのはどう/かみなり/まもる
特性:はやてのつばさ
持ち物:だっしゅつボタン
性格努力値:陽気AS
おいかぜ/フレアドライブ/ちょうはつ/まもる
特性:ファントムガード
持ち物:ナモのみ
性格努力値:臆病CS
特性:サイコメイカー
持ち物:こだわりスカーフ
性格努力値:臆病CS