噴火・潮吹きの定理

ポケモン対戦をいかにシンプルにできるか

【ポケモン竜王戦】ハガネール入りラプラスザシアン反省会【最高最終1746】

ルール

竜王戦ルール。伝説のポケモンを1体まで入れていいシングルバトル。

 

構築の流れ

試運転したダイマックスサンダー軸が偶然にもいい感じ。

 

 

ダイマサンダーで荒らして、相手のダイマザシアンで対処して、最後に対面性能の高いウーラオスで〆、の流れが強くてイージーウィンを狙いやすいのでこの並びを中心に考えた。

 

加えてカイオーガ・レジエレキ・バンギラスあたり対策のゴリランダーまで確定。

 

ここまででムゲンダイナ+テッカグヤの耐久構築が厳しい(どくどくコスモパワーじこさいせいやどりぎのタネで粘ってくるやつ。大会前に構築が公開された)。

 

耐久ポケモンの対策といえば一撃技。ただしムゲンダイナは特性がプレッシャーなので一撃技が最大4回しか打てない。4回打って1回当たる確率は約75%。

 

どうすればこの確率をもっと高められるか?

 

 

一撃技を2種類以上搭載すれば良いのでは?

 

 

テッカグヤがじわれ無効なのでぜったいれいどつのドリルが欲しい。両方覚えてうるおいボディあまごいでどくどく対策もできるラプラスを採用。

 

ここまでで厳しそうなのが

・ザシアンメタモン

ゼルネアス

ホウオウ

 

どれも爆発的な火力を持つポケモンなので行動保証のがんじょうが欲しい。

特にゼルネアスはザシアンで上さえ取れればなんとかなりそうなので、相手のSを下げる技が欲しい。

そしてどうせなら全員に弱点を突きたい。

 

この条件を満たすポケモンとしてこわいかお&もろはのずつきハガネールを最後に採用して構築が完成。

 

 

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個別解説

 

サンダー

特性:プレッシャー

持ち物:いのちのたま

調整:おくびょうCS252H4

技:10まんボルト/ぼうふう/ねっぷう/でんじは

 

一般的なダイマックスサンダー。バンギラスドサイドン等岩タイプ以外には極端に不利な相手はいないので、初手から積極的にダイマックスする。

 

とりあえずダイジェットするのが強い。ザシアンにも4割入るくらいなので、半減だろうがどんどん打って上を取れる。

 

電気技ぼうふうねっぷうまでは確定で、最後にでんじはを採用。ダイマックスが切れた後にイベルタル始めダイジェットエースやゼルネアスがザシアンの上を取ってくるので、それを阻止したい。

 

 

ザシアン

特性:ふとうのけん

持ち物:くちたけん

調整:ようきHS252D4

技:きょじゅうざん/じゃれつく/せいなるつるぎ/みがわり

 

H振りザシアン。絶妙に色々耐える。臆病サンダーの珠ダイバーンや意地ランドロスのじしんを確定耐え、臆病イベルタルの珠ダイバーンを高乱数耐え。タスキ持ちみたいな感覚になる。

 

じゃれつくはダイマックスしていない水・電気タイプへの技でそこそこ打つ機会があった。

 

ウーラオス

特性:不可視のこぶし

持ち物:きあいのタスキ

調整:ようきAS252H4

技:あんこくきょうだ/ふいうち/インファイト/カウンター

 

一般的なウーラオスカウンターを入れた構成。ザシアンやザシアンに変身したメタモンをタスキカウンターで落とせて、スカーフメタモンに変身されてもこちらのザシアンは対面で勝てるので、ザシアンミラーでとても強かった

 

その他相手のダイマックスエースバーンを落とす等。素のHPが高いので、ダイマックスされてもカウンターが間に合うのが偉い。

 

 

ゴリランダー

特性:グラスメイカ

持ち物:こだわりハチマキ

調整:いじっぱりH252A252D4 S個体値は少し落としている

技:グラススライダー/ウッドハンマー/10まんばりき/とんぼがえり

 

一般的なゴリランダー。上3体が基本選出だが、レジエレキやバンギラスが重めな時は選出。

 

カイオーガやヌオー、トリトドンは相手がゴリランダー対策を用意していることが多いので、勇気をもってとんぼがえりを押す必要がある。

 

 

ラプラス

特性:うるおいボディ

持ち物:たべのこし

調整:おだやかH252D236S20 無振りテッカグヤ抜き

技:ぜったいれいど/つのドリル/あまごい/かみなり

 

対耐久ポケモン要員。一撃技が2つあればプレッシャームゲンダイナ相手にもPPを使い切りづらそうなので採用。

 

どくどくに抗うためうるおいボディあまごいを採用、ゴリランダーのグラスフィールドと合わせてテッカグヤに抗うためたべのこしを採用、テッカグヤのみがわりに抗うためかみなりを採用。

 

 

ハガネール

特性:がんじょう

持ち物:イバンのみ

調整:いじっぱりHA252D4

技:アイアンヘッド/じしん/こわいかお/もろはのずつき

 

ゼルネアス・ホウオウ対策として採用(ザシアンミラーではウーラオスのカウンターが予想以上に効果的だったのでそんなに選出せず)。

 

他にもサンダーが出せなさそうな時は、サンダーに代わって相手のダイジェット要員がザシアンの上を取るのを阻止するために選出したりする。

 

この構築がレジエレキを初手に強烈に呼ぶので、ゴリランダーが出せなさそうな時は対策として選出。

 

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選出率は体感でザシアン・サンダー・ウーラオス・ゴリランダー/ハガネールラプラスの順。

 

 

戦績

 

 45戦で最高最終1746の108位。インターネット大会としては自己ベストの結果なので嬉しさもあるが、あと少しで2桁だったな~という惜しさもある。いずれにせよ良かった。

 

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ではなぜ反省会記事(タイトル参照)になってしまったのか?

 

 

感想

 

ラプラスについて

 

??この型ならうずしお滅びで良かったのでは??

 

ムゲンダイナやテッカグヤ相手ならうずしお+ほろびのうた+まもるで同じように処理ができる。一撃技を全て外したり、みがわりで悩んだり、メタモンに引かれてこちらの技構成が筒抜けになったり、相手のメタモンラプラス)のかみなりでとどめを刺されて負けることもない。

 

さらにフリーズドライを採用して配分をHBにすることでホウオウヌオー軸にも対抗することができるらしい(TLに流れてきた構築記事より)。ホウオウヌオーは非常に重かったのでこれが思いつけていれば。

 

一撃技を2種採用した意味があまりなかったので反省会記事になりました。

 

 

ハガネールについて

 

試合の中で活躍する流れとそうでない流れがはっきりと分かれた。

 

活躍したのは対面構築相手の対ダイジェットエースやゼルネアスで、こわいかおでSを下げた後イバンで一撃加えてきょじゅうざん圏内に押し込む動きが想定通り強かった。

 

一方サイクル戦に巻き込まれるとあまり強くなかった。がんじょうが崩されるだけでなく、レジエレキ等役割対象に逃げられ物理受けを出されるとやることがなくなってしまう。対ホウオウで活躍できなかったのもおそらくこれが原因。

 

 じしんかアイアンヘッドのどちらかを切ってすなじごくを採用すればもっと良くなったと思う。

 

 

・その他良かったところ

 

ダイジェットサンダーが強い・ウーラオスのカウンターが強い

この辺りは個別解説を参照。

 

 

相手からはラプラス壁からのザシアン展開と思われていた?

 

真偽は不明だがTLに流れて来る構築記事を見る限り意識はされていたかも。相手が初手サンダーダイマックスまで対応できなかったのかも。

 

レジエレキがいれば絶対に初手で出て来るのでゴリランダーを投げる等対策がしやすかった。

 

 

・微妙だったところ

 

ステルスロックに弱い 

 

タスキウーラオス、H振りザシアン、頑丈ハガネールと実質タスキ3体採用みたいな構築なので辛い(特にウーラオス)。

 

ハガネールがレジエレキに強くない

一応地面タイプだがレジエレキの抑止力になってはおらずどんどん初手で出て来る。それを読んでハガネールを出すともちろん逃げられる。悲しい。

 

 

まとめ

反省会記事ながら総じて使用感は良かった。とにかくサンダー(ダイジェット耐性のあるダイジェットエース)が強かった。今後の大会でも環境に刺さっているポケモンを早くに見つけつつ、5~6枠目にマイナーポケモンを採用できるようにしたい。