これまでのあらすじ
・終盤にイベルタルとポリゴン2で羽再生連打して詰めるのが強そう!
・組んでみた。
オーロンゲ@粘土 猫/両壁/ソウルクラッシュ
メタグロス@珠 アイへ/地団駄/冷凍パンチ/アムハン
炎ロトム@ゴーグル オバヒ/10万/鬼火/守る
ユレイドル@チョッキ ギガドレ/メテオビーム/大地の力/原子の力
自分にしては強い構築。これをベースに予選も参加したい。
・基本選出(オーロンゲ・ポリゴン2・メタグロス・イベルタル)とオーガ対策のユレイドルはいい感じ
・対ザシアンとグラードンが安定しない、さあどうしよう?
構築の流れ
対ザシアンと対グラードンで悩んでいたところ、両者を合体させたような「壁晴れザシアン」が流行っているという噂を耳にした。
動きを確認するため某配信を見たところ、中速トリパに見える構築にザシアン側が初手にダイマリザードンを選出、ダイジェット+いわなだれで崩される場面を見た。
これを本構築でも採用。初手オーロンゲにこわいかお、メタグロスにいわなだれを採用して上から奇襲することにした。グラードンやランドロスにも上からダイアイスが打てる。
一方で、対ザシアンとしてはヒートロトムに物足りなさがあった。この構築はもともとポリ2とイベルタルの羽再生で粘る構築なので、そこにヒトムが入ってもヒトムだけが消耗してザシアンを焼けないことが多かった。
ヒトムに羽が生えて休んでくれさえすれば…
ファイヤーを採用。対ザシアン・白バドレックスを任せたい。
ただしヒートロトムと違いファイヤーは氷等倍。B特化でも白バドレックスのダイアイスで押し切られる可能性もある。
そこでファイヤーを最遅で採用。実数値が85なので、トリル下でオーロンゲの味方こわいかおと合わせて下を取れる。おにび→はねやすめorまもるでダイマターンをやり過ごしたい。
フォロワーの方から最遅ファイヤーを無事に譲り受けたので構築が完成した。
個体解説
ベースにした構築からの変更点を中心に記載。
ヒートロトム→ファイヤー
特性:プレッシャー
持ち物:ぼうじんゴーグル
性格:のんき
努力値:HB252D4 最遅
実数値:197-*-156-145-106-85
技:かえんほうしゃ/はねやすめ/おにび/まもる
ベースの構築から唯一変更したポケモン。
・おにびをザシアンや白バドレックスに入れられて
・ザシアンや白バドレックス側からの打点があまりなく
のでファイヤー。実際終盤の詰めでは、イベルタル・ポリゴン2・ファイヤーの3体から2体選べばよいので選択肢が広がった気がする。
物理型を多く相手にするのでHB特化。やけどと壁をあわせると白バドレックスの弱保ダイアイス級の等倍打点でもやりすごせる。
技はおにび・はねやすめ・まもる・炎技で確定。炎技にかえんほうしゃを選んだのは、
・PPがねっぷうだいもんじより多い
・単体技なので白バドレックスのじゃくてんほけんを不用意に踏まない
が理由。
持ち物は相手のモロバレルを無視したいのでぼうじんゴーグル。大会ではウルガモスのいかりのこなを無視してザシアンに鬼火を入れたりフシギバナのねむりごなをカットしたり。
ただし結局イエッサン等ゆび持ちに吸われたりあくびで眠らされたりしたので、ラムやカゴでも良かったかもしれない。
特性:ダークオーラ
持ち物:たべのこし
性格:おだやか
努力値:H252D252 B4
実数値:233-135-116-151-165-119
技:イカサマ/はねやすめ/まもる/デスウィング
特に変更なし。はねやすめで粘ってイカサマで削ってデスウィングで格闘を見る。
ポリゴン2
特性:ダウンロード→トレース
持ち物:しんかのきせき
性格:のんき
努力値:H252B252 D4 最遅
実数値:192-*-156-*-116-58
特性をダウンロードからトレースへ変更。メリットも暴発もある。試運転時にはラプラスのちょすいをトレースできたりしていい感じだったが、本大会では晴れが多くひでりトレース暴発の危険性も高かった。
オーロンゲ
特性:いたずらごころ
持ち物:ひかりのねんど
性格:しんちょう
努力値:H252D252 B4
実数値:202-140-85-*-150-80
技:リフレクター/ひかりのかべ/ねこだまし→こわいかお/ソウルクラッシュ
ねこだましをこわいかおに変更。対リザードン以外でもこわいかおのおかげで勝てた試合が多かったが、ねこだましが無いため負けた試合も多かった。
他はほぼ変更なし。先発で出して壁を貼ってソウルクラッシュで削る。
特性:クリアボディ
持ち物:いのちのたま
性格:いじっぱり
努力値:H252A252 D4
実数値:187-205-150-*-111-90
技:アイアンヘッド/じだんだ/れいとうパンチ/アームハンマー→いわなだれ
格闘技をいわなだれに変更。こわいかおと合わせてリザードンを倒すのが当初の計画だったが、他にもいろいろなポケモンの上を取って弱点ダイマ技で倒せた。
その一方でリザードン側に読まれることもそれなりにあった。対晴れでこの奇襲に失敗すると辛い。
格闘技を切ったので構築内にバンギラスへの打点がなくなったが、大会では1度もマッチングしなかったのでセーフ。
特性:よびみず
持ち物:とつげきチョッキ
性格:れいせい
努力値:HC252 B4 最遅
実数値:193-*-118-146-127-43
技:メテオビーム/ギガドレイン/だいちのちから/げんしのちから
変更なし。晴れ時のダイロックでリザードンを倒す役目をメタグロスに譲ったため対雨パ専属になった。
カイオーガのダイアイスを受けることが多そうなのでチョッキを持たせたが、雨ザシアン対策のリリバのみでも良かったかもしれない。
選出
基本
先発オーロンゲ+ポリゴン2
対白バドレックス
先発オーロンゲ+ファイヤー
先発オーロンゲ+ポリゴン2
先発オーロンゲ+メタグロス
後発ファイヤー、イベルタル、ポリゴン2から2体
戦績
2021年4月のPJCS予選 最高1627
思ったより振るわなかった。
感想
ファイヤーそのものはいい感じで機能した。
・最遅ファイヤーの味方こわいかお→おにびが白バドレックス相手に完璧に決まって勝ち。個体を譲ってくれたフォロワーに感謝。
最遅HBファイヤーのここがすごい:トリル下でも味方こわいかおと鬼火で白バドを受けられる #ポケモン剣盾 #NintendoSwitch pic.twitter.com/hsmD2mVgoZ
— colon_pip (@SemColon) 2021年4月12日
・ラス1に控えておいておにび・羽休め・まもる・プレッシャーで1戦TOD勝ち。
けれども戦績自体は個人的にはイマイチ。
これについて、「壁晴れザシアンが流行る」という噂が流れたのが厳しかった原因の1つかも、という印象。
壁晴れザシアンのテンプレオーロンゲ(両壁+でんじは+ソウルクラッシュ)が警戒されるようになり、いつのまにか自分のオーロンゲもほぼ同じ構成になっていた。
これは色々な影響があって、
・テンプレオーロンゲが電磁波を持っているので、対リザードンのこわいかお+ダイロック奇襲が警戒される
・ねこだましやトリックが警戒されず、また実際に持っていないので、オーロンゲが放置され横のポリゴン2が集中されてめちゃくちゃ削られる(特に悪ウーラオスが辛い)
壁晴れザシアン自体も厳しく、
・壁晴れザシアン側は相手のリザードンが辛いためリザードンにげんしのちからを積むことが多く、思いっきりこちらのファイヤーに刺さる
・そもそもザシアンと晴れが辛い
流行りが辛い&流行りへのメタに巻き込まれたということ。巻き込まれはこの構築に限らず割と起こりうるので、気を付けた方がよさそう。