噴火・潮吹きの定理

ポケモン対戦をいかにシンプルにできるか

【INC Feb 2020】ニャオードゲキ【最終1590】

大前提

 

ちからもちいのちのたまホルードギガインパクト→無振りダイマックスルンパッパ

乱数1発(56.2%

 

強い。

 

 

構築の経緯

 

マヒを撒いてホルードで上から制圧する」というコンセプトの構築記事を見つけ、とても手に馴染んだので同じコンセプトで構築を組むことにした。

 

両先発は確実にマヒを撒いて欲しいので、耐久・素早さ・持ち物タスキのいずれかは必要。またマヒ撒きだけだと裏のホルード+1で4体倒さなければならないので、1体くらい持っていけそうな火力も欲しい。

 

そこでまずはうそなきでんじはオーロンゲ襷でんじはドラパルトを採用。裏のダイマックスエースいのちのたまホルードまで確定。

 

1体倒して後続までマヒを撒いて、ホルードで順番に倒していきたい。

 

4枠目には、

・いかくをけん制できる

S操作ができる

・うそなきも活かしたいので特殊アタッカーが良い

あたりに該当するポケモンが欲しい。該当するこごえるかぜミロカロスを採用。

 

この4体でまず試運転。

 

相手先発トゲキッスにオーロンゲドラパルトが蹂躙された&HOMEが解禁されたので、オーロンゲをフェアリー弱点ではないニャオニクスに変更。トゲキッスがややマシになった(それでも辛いが)ため、基本選出は確定とした。

 

基本選出のコンセプトが「上を取って倒す」なので、このままでは対トリルが辛い。残り2枠を両方トリル対策に充てることにした。

 

ある構築記事のトリル対策に、

ギャラドス地震ダイマックスジュラルドン弱点保険を起動、トリラーを倒す、そのまま全てを倒す」

というものがあり、強そうだったので参考にした。

 

ジュラルドンの隣は地震ができればギャラドスでなくても構わないので、この際さらにトリル阻止に特化したい。

 

ねこだましでひるまない

・状態異常に強い(バタフリーより速い)

・万が一のためちょうはつも覚える

・スイッチトリパ相手の非トリル選出にも対応する(上から倒す)ため、S下降技も覚える

 

このあたりができるポケモンを検索したところ、ダゲキが該当。特性せいしんりょく、もちものラムのみ、こわいかお・ちょうはつ・じしんを習得で全てに対応できそう。

 

ダゲキジュラルドンが5・6枠目に入り構築を完成とした。

 

 

個別解説

 

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ニャオニクス@悪半減実

いたずらごころ

ずぶとい HB252 D4

でんじは/うそなき/あまごい/ふいうち 

 

マヒ撒き要員1。基本的にはでんじはを打つ。麻痺させる相手がいないorドラパルトで倒せそうならうそなき。うそなきは実は今作からの習得技なので、ニャオニクスの技モーションが見られるのも今作が初。

 

 

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ニャオニクスの目は実は耳にあるのではないだろうか

 

怖い。

 

あまごいは対晴れ・砂用。あまり読まれないので初手で使い、ミロカロスまたはドラパルトのダイストリームで大打撃を与える。

 

最後の攻撃技はふいうちを選択。ふいうちはドリュウズなどのタスキ持ちを縛れるので便利。サイコキネシスだとうそなきと合わせて単体でもマシな火力が出る。

 

バンドリの前で1ターンで落ちないよう持ち物は悪半減実を持たせた。ダイアークを割と余裕を持って耐えてくれる。

 

 

ドラパルトきあいのタスキ

クリアボディ

控え目 CS252 H4

りゅうせいぐん/でんじは/ハイドロポンプ/かえんほうしゃ 

 

マヒ撒き要因その2。うそなきりゅうせいぐんで相手を1体落としたい。無理そうなら初手から両方でんじはを打つと、相手の痺れ試行回数を稼げて良い。

 

ハイドロポンプはあまごいと合わせて対リザードンへ。かえんほうしゃアイアントへの打点。

 

ダイマックスさせたくなることも多いが、した際に対リザードン以外では負けが込んでしまった。ホルードダイマックスできなくなる。

 

 

ホルード@いのちのたま

ちからもち

意地っ張り AS252 H4

ギガインパクト/10まんばりき/まもる/ほのおのパンチ

 

主砲ホルードを上から通せれば勝ち。

 

ダイアタックは相手のSを下げるので、打っているだけで相手の上をどんどん取れていく。ギガインパクトは4回目のダイ技(技威力がダイアタックと同じ150)として重宝した。ダイマックスしないとダイ技を1~2回しか打てないので辛い。

 

タイプ一致2種とこごえるかぜと合わせるまもるまで確定。ラストはアーマーガアナットレイアイアントに通るほのおのパンチを選択。他にかみなりパンチ、イカサマなどが候補。

 

 

ミロカロス@オボンのみ

かちき

控え目 H252 S100(実数値114) C156

だくりゅう/こごえるかぜ/れいとうビーム/まもる 

 

ホルードへの威嚇をけん制したい、S操作したい、ついでにニャオニクスのあまごいうそなきも活かしたいということで採用。

 

対バンドリで急遽初手を担うこともあったが、他はほぼ採用理由通りに動いた。こごえるかぜだけでは後発おいかぜに追いつけない・トゲキッスの弱保を踏むのが厳しかった。

 

 

ダゲキラムのみ

せいしんりょく

意地っ張り AS252H4

インファイト/じしん/ちょうはつ/こわいかお

 

対トリル要因その1。絶対にトリルをさせない。巻き込み地震でジュラルドンの保険を起動させつつ相手のタスキを削る。ねこだましにもサイドチェンジにも耐性があるのがとても使い易い。素の火力も高く(A種族値125で技威力120)、カビゴンナットレイを大きく削れるのも良かった。

 

反面通常時にはあまり選出できなかった。基本選出で重いバンドリにある程度強いが、バンドリ以外に上から何もできずに倒されることもある。

 

 

ジュラルドン弱点保険

すじがねいり

控え目 D252 S108(実数値119) C144

ラスターカノン/りゅうのはどう/あくのはどう/まもる

 対トリル要因その2。絶対にトリルをさせない。

 

 初手からダイマックスしてトリラーに最大限の圧力をかける。その後の相手ダイマックスローブシンorドサイドンにもダイドラグーンのA下降が刺さるのでいい感じ。

 

さすがにレパルダスブリムオンは阻止できない。試運転時には、レパルダスに脱出トリックされてダゲキ地震で控えに戻される事件も発生した。

 

S操作がそんなにいらない&ミロカロスより刺さっている場合にのみ、通常時でも後発に選出。

 

 

 

選出

基本

先発ニャオニクス+ドラパルト

後発ホルードミロカロス(orジュラルドン)

ダイマックスは対初手リザードンのみドラパルト、他はホルード

 

対トリル

先発ダゲキ+ジュラルドン

後発ホルードドラパルトorミロカロス

 

対バンドリ

先発ニャオニクスミロカロス

後発ホルード+ドラパルト(orジュラルドン)

とてもきつい。

初手ニャオニクスドリュウズへうそなき、ミロカロスまもる

次にダイマックスしていない方へあまごいダイストリーム

ただダイアースのD上昇がきつい

初手ダゲキもあり?

 

戦績 

INC Feb 2020 13勝8敗くらい? 最終レート1575 

 

使用感

使っていて手ごたえは感じたものの、相性の悪い相手が多すぎた。

 

バンギラス

いたずらでんじは・うそなきが通らない、半端な水技は弱点保険の起点

ドリュウズ

でんじはが通らない、速い、半端な水技はダイマックスで耐えられる

トゲキッス

うそなきりゅうせいぐんが吸われる、ダイフェアリーでマヒ無効

本体にはマヒが通るのが救い

・初手からダイジェット連打

S3段階上昇(2.5倍)ででんじは(2倍)を無視してくる。痺れてくれ。

スイッチトリパ

上を取ろうとしている時に下を取られるのは当たり前だがきつい。ダゲキジュラルドン先発も手だが、ダゲキのタイプ・耐久的に上を取られるときついと感じて選出に踏み切れなかった。

 

INC本番ではどれもたくさん見かけてしまった。特にスイッチトリパは構築のコンセプト的に厳しかった。

 

逆に言うと、これらがいない構築相手にはかなり強く、イージーウィンも多かったのが収穫。特に対ガチトリパにはダゲキジュラルドンで全勝できた。

 

考え方は大外れしていないので、次は環境にある程度刺さる構築を組みたい。