噴火・潮吹きの定理

ポケモン対戦をいかにシンプルにできるか

【しんそく!シングルバトル!!】がむしゃらゴロンダ【最高1653】

大前提

 

待望のダイマックス禁止ルール。がむしゃらをしたかったので、した。

 

ルール

 

・見せあい無しで1体選んで1on1

・ただし選択後に相手の手持ちが見られる

ダイマックス不可

・過去作技使用可能

・残念ながらレベルは50固定

 

 

がむしゃらについて

 

相手のHPから自分のHPを引いた値」をダメージとして相手に与えるノーマル物理技。ナックルシティのからておうのモンメンが使うアレ。

 

8世代ではおそらく「相手の非ダイマックス時のHPから自分のHPを引いた値」なので、ダイマックス相手には最大で半分弱しか削れない。が、今回はダイマックス禁止ルールなので関係ない。

 

1on1なら相手の高火力技をタスキで耐えてがむしゃらで両者HP1、次に先制技で落とすのが強い。このルールで多そうなスカーフ高火力アタッカーには楽に勝てそう。

 

一方でゴースト無効が欠点、ばけのかわもあるミミッキュが相当辛い。またカウンター等と違い優先度は0なので、遅いポケモンで使用したい。

 

 

考察の流れ

 

がむしゃらがゴースト無効なので、ゴーストorあくタイプの高火力技で対処したい。またいたずらごころ勢(エルフーンヤミラミ)も多そうなことを考えると、できればあくタイプが良い。

 

あくタイプのがむしゃら使いは、シザリガーゴロンダガオガエンの3体(進化前は全員あくタイプではない)。うちガオガエンねこだまし以外の先制技が無いため除外。

 

ここで今回はゴロンダに注目。特性かたやぶりミミッキュの皮を無視できるため、勝てる可能性が(高くはないものの)ある。まずサブロムで最脆最遅ゴロンダを使用した。

 

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ゴロンダ

 

特性:かたやぶり

155-193↑-83-*-76-56 ↓

個体値H0, B1, D0, S0

努力値 A252

がむしゃら/はたきおとす/バレットパンチ/ちょうはつ

 

採用理由のがむしゃら、先制技のバレットパンチ、対ゴーストタイプのはたきおとすまで確定。残り1枠は、対耐久系ポケモンへのちょうはつ。

 

アイアンヘッドを採用すれば無振りミミッキュを低乱数(30%くらい)で倒せるが、それでも30%なので、より対応範囲の広いちょうはつを採用した。ミミッキュにかげうちがなければはたきおとす→バレットパンチでも倒せる。

 

ゴロンダ単騎で45戦した。

 

方針

 

高速アタッカー:がむしゃらバレパン

トゲキッス:祈る

高速ゴーストアタッカー:はたきおとす(バレパン)

ラプラス:滅びを受けて下からちょうはつ(最遅ラプラスより遅い)、のろいを封じてラプラスの下をキープ

オシャマリ低速耐久:上からちょうはつ

エルフーン:初ターンがむしゃら、コットンガード等を積み続けるならちょうはつでムーンフォースを打たせる、がむしゃらバレパン

 

結果1

 

最高1653、そこから1敗で終了

 

感想1

 

耐久が高すぎた。HB個体値0でもバンギラス地震を黄色ゲージで余裕で耐えてしまいがむしゃらバレパンで倒せない。

 

耐久が低すぎた。ドヒドイデにちょうはつしたらどくづきだけで倒されてしまった。

 

・環境に格闘弱点が多く(バンギラスチラチーノパルシェンカビゴン)、格闘打点が欲しかった。

 

 

いたずらごころに有利なあくタイプは欲しい、高い格闘打点も欲しいということでメインロムでもゴロンダで引き続きがむしゃらすることにした。脆くするメリットが余りないので普通のゴロンダを使用。

 

 

 

ゴロンダ

特性:きもったま

171-193↑-130-*-91-65

個体値HBD31、S4(無振りローブシンと同速)

努力値 AB252H4

がむしゃら/インファイト/バレットパンチ/ちょうはつ

 

火力

B特化ガラルサニーゴインファイトで乱数3発(84%)

無振りドラパルトをインファイトバレットパンチで確定で倒せる、無振りシャンデラも有利な乱数

 

耐久

意地ドリュウズアイアンヘッド2耐え

陽気エースバーンの飛び膝蹴り+ふいうち確定耐え 意地なら乱数

B1段階下降でクレベースの弱点保険つららばりを2発まで耐え

 

インファイトを今作から習得、ばかぢからと異なり連打しても火力は下がらないため採用。がむしゃらとバレパンもそのまま採用。

 

ちょうはつも対耐久では欠かせないので、あく技を切った。夢特性がきもったまなので、ゴースト相手でもある程度なんとかなる。代わりにミミッキュは諦めた。

 

苦手な格闘タイプ代表のローブシンには同速勝負を仕掛けることにした。ローブシンより速くても遅くても勝てないが、同速なら

1ターン目:ローブシンが先行ドレパン、ゴロンダががむしゃらで両者HP1

2ターン目:ゴロンダ先行バレパンで倒す(ローブシンのマッパを被弾しない)

25%の確率で勝てる

 

 

手持ちについて

 

本大会では選出決定後、相手の選出待ちの時間にのみ相手の手持ちを見ることができる。これを利用しメインロムでは悪統一偽装を行った。

 

フェアリー4倍のサザンドラ、フェアリー2倍かつ飛行半減のモルペコを見せ、他もフェアリー2倍で固めることで、相手トゲキッスエアスラッシュではなくマジカルシャインを選択したくなるようにした。マジカルシャインなら怯まないので勝てる。

 

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ゴロンダ選出時も10~15秒ほど時間を取り、相手にサザンドラやモルペコがよく見えるようにした。

 

結果2

 

最高1630台、最終1600台

 

 

感想2

 

格闘技はうまく通せたが、それでも苦手な相手が多く勝ち切ることができなかった。

ミミッキュ いわずもがな

・ネギガナイト フェイントの優先度2が強い

ニンフィアなど催眠系 あくびから入られるとほぼ負け

ギルガルド キングシールドするかどうかの択になる

・速い先制技持ち全般 インファで1発で持っていかなければならない

 

特に最後の速い先制技持ちはがむしゃらを使う都合上どうしても重くなってしまう。メタルバーストなら(相手が襷持ちでない限り)気にしなくていいので、1on1ではがむしゃらよりメタルバーストの方が正直使い勝手が良いなと感じた。ねこだましが使えてあくタイプもあるヤミラミが強そう。がむしゃらはダブルでまた使いたい。

 

最後に対トゲキッスについて。サブ(ゴロンダ単騎)で1回マッチし、マジカルシャインで勝利。メイン(サザンペコ)では2回マッチ。1回目はエアスラッシュを選択されるも怯まず勝ち、2回目はマジカルシャインで勝ち。サザンドラやモルペコ達が仕事をしたかは微妙なところだった。  

 

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ゴロンダ とサザンドラとモルペコ