噴火・潮吹きの定理

ポケモン対戦をいかにシンプルにできるか

【剣盾ダブル】指指粉バドレックス反省会【シーズン15 伝説1体ルール】

やりたいこと

 

黒バドレックス:わるだくみ!アストラルビットアストラルビットアストラルビットアストラルビット!

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となり:指指指指指指指!

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全体技で相手を制圧して勝ち!

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以上!!

 

 

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個別解説

 

バドレックス(こくばじょうのすがた)

特性:じんばいったい

持ち物:いのちのたま

調整:おくびょうCS252H4

技:アストラルビット/わるだくみ/マッドショット/まもる

 

エース。

 

かつての構築の組み方に「猫指トリル噴火潮吹き」があったが、ダイマックスの導入以降は範囲技を相手が耐えるようになってしまった。

 

ただしダイマックスは単体技しか打てない。それなら範囲技だけで相手を制圧できるポケモンの横で指を連打すれば良いのでは?という考え方。

 

「指指指指噴火潮吹き」である。

 

ただ「範囲技だけで相手を制圧できるポケモン」は貴重で、伝説戦でようやく黒バドレックスとカイオーガが登場。今回はわるだくみでさらなる火力を求めるため黒バドレックスを採用した。

 

積みさえすれば凄まじい火力で相手を一掃する。

 

 

 

技はアストラルビット、わるだくみまで確定。対トリルなどの時間稼ぎのまもるも採用したい。

 

最後の1つはガオガエン意識のマッドショットを採用。ガラルファイヤーやイベルタル意識のドレインキッスも欲しく、技枠が足りない。

 

持ち物はちゃんとガオガエンをダイアースで倒せるようにいのちのたまを採用。

 

 

イエッサン(♀) 

特性:サイコメイカ

持ち物:きあいのタスキ

調整:HC252B4 最遅

技:このゆびとまれ/てだすけ/シャドーボール/ワイドフォース

 

黒バドレックスとの相性が良いこのゆびとまれ要員。サイコフィールドで先制技を防ぎ、てだすけで積んでいない黒バドレックスの瞬間火力を補える。タスキであく技も耐える。

 

このゆびとまれでは相手からの全体技は吸えない。ただ全体技の中ではアストラルビットはイエッサンには無効なので、対黒バドレックスミラーのためにシャドーボールを採用した。

 

その他の全体技は、カイオーガのしおふきは後述のエルフーンレジエレキに任せる、グラードンコータスダイマックスで耐えつつてだすけダイホロウ倒すという感じ。

 

バークアウトは厳しいが、ガオガエンならてだすけダイアースで被弾前に倒せる。

 

もえあがるいかりは無理なので諦める。

 

 

トゲキッス

特性:きょううん

持ち物:リリバのみ

調整:ずぶといHB252 D4

技:このゆびとまれ/まもる/エアスラッシュ/マジカルシャイン

 

ゴリランダーやウーラオスに強い指要員。最低限アタッカーの仕事もこなせる。

 

ガラルファイヤーやイベルタルに対抗したければHCピントレンズのアタッカー採用もあり(そもそもイベルタルに対抗できるかは怪しいが)。

 

 

モロバレル

特性:さいせいりょく

持ち物:バコウのみ

調整:なまいきH236B116D156 最遅

技:いかりのこな/まもる/ヘドロばくだん/キノコのほうし

 

時間稼ぎの得意な指要員(粉だけど)。

 

トゲキッスとの相性補完が良く、例えばボルトロスやサンダーのダイサンダーをモロバレルで受けた後にダイジェットをバコウで耐えるみたいな動かし方ができる。

 

 

レジエレキ

特性:トランジスタ

持ち物:こだわりスカーフ

調整:おくびょうCS252 H4

技:エレキネット/10まんボルト/はかいこうせん/エレキボール

 

上を取って全体技で制圧する構築、主に対カイオーガで選出。上からエレキネット連打でSを下げながら退場するのが仕事。

 

スカーフを持てば基本的に相手の天候倍速勢の上を取れる。一度おいかぜザシアンを抜いたことがあった。

 

対ガラルファイヤー・イベルタルはレジエレキが頑張れば何とかなるかもしれないが、読まれやすい。

 

 

エルフーン

特性:いたずらごころ

持ち物:メンタルハーブ

調整:おくびょうCS252 H4

技:ムーンフォース/ちょうはつ/おいかぜ/ひかりのかべ

 

相手に上を取らせたくない技構成。最速にすれば相手のエルフーントルネロスの上を取れるのでちょうはつでおいかぜを止め、一方的においかぜできる。

 

カイオーガで選出が多くなりそうだったのでひかりのかべも採用。

 

 

ピッピ

特性:フレンドガード

持ち物:しんかのきせき

調整:なまいきH252B52D204 最遅

技:このゆびとまれ/まもる/こごえるかぜ/うたう

 

モロバレルの粉が不意のぼうじんゴーグルで防がれるケースが頻発したためモロバレルの代わりに育成。以降はモロバレルトゲキッス・ピッピから2体選んで構築を回したがあまり大きな優劣は感じなかった。

 

命中率が低い代わりにぼうじんゴーグルを貫通できるうたうを採用。黒バドレックスまもる+S操作、の動きも強いかと思いこごえるかぜも採用したがあまり使わなかった。

 

 

動かし方

 

基本

先発:黒バドレックス+指

後発:指+指

指連打の隣でわるだくみアストラルビットを連打。やりたいことをやる。範囲技が強いのでダイマせずに勝つことも結構ある。

 

対おいかぜカイオーガ

先発:レジエレキ+エルフーン

後発:黒バドレックス+指

相手にSで勝ちたい時。レジエレキとエルフーンで相手の上を取りながら壁を展開して(主にオーガの)攻撃に備える。

 

黒バドレックスミラー

イエッサンのダイホロウを相手バドレックスへ。

 

対ゼルネアス

 

あまり当たらない(1戦だけ)が基本選出。

ゼルネアスが初手に来なかったので先行ダイマックスのダイアースでCとDを上げつつ指を連打。ジオコンゼルネにマジシャを強要させて耐えて下からアストラルビットで殴り倒す。

 

対トリル

初手でわるだくみを積んだ後、トリル下で指とまもるとダイマックスで時間稼ぎ。トリルが切れた後のアストラルビットで制圧。

 

ノーマルタイプがいる

わるだくみダイアースを当てるか、積み切ってマッドショットするか。C6上昇マッドショットでポリゴン2を確定2発。

 

ガオガエンがいる

初手に来がちなのでてだすけダイアースで倒す。ダイマックスを強要されるので割と困る。一度ガオガエンダイマックスされて大変なことになった。

 

ウーラオスがいる

指を連打しながらわるだくみアストラルビットすれば、キョダイでもタスキでもアストラルビット2回で倒せる。

 

 

オーロンゲがいる

初手に来がちなのでイエッサンのサイコフィールドで対処。サイコフィールドが切れても指を連打していれば大丈夫。

 

イベルタルがいる

バークアウト無しの純粋な珠エースなら何とかなることもある。バークアウトがあったりチョッキを持ってたりしたら非常に厳しい。

 

ガラルファイヤーがいる

何ともならない。

 

 

戦績

 

シーズン15開始直後は好調で、250~300位くらいまで行くことができた(当社比で2番目の好成績)。ただその後環境にイベルタルだけでなくガラルファイヤーも増加(体感だけど)して4000位まで下降。

 

わるだくみが抜けたり指要員の代わりにツンデツンデを採用したりしたあたりで別コンセプトの構築になりそうだったため解散。

 

 

感想

 

使っていて楽しい、けれど苦手な相手にはめっぽう弱いという構築。

 

環境初期の調査も兼ねて組んだので、構築に大きな穴(バークアウト・もえあがるいかり)が開いていても勢いで押し切る方針で組んだ。

 

回してみるとまさにその通りの結果に。シーズン当初は環境の黒バドレックス対策が固まっていなかったためわるだくみアストラルビットが通りまくったが、イエッサン+黒バドレックスが認知されてからはバークアウトやガラルファイヤーを見かけることが多くなり厳しかった。

 

ただ得意な相手にはやっぱり強い。アストラルビットの全体技というのがとにかく偉く、ダイマしないと相手を両方とも倒せるので、8世代で初めて「ダイマックスを使わない」ことを意識して回した構築だった。

 

とにかく悪タイプ全体技が辛かったので、伝説2体ルールでゼルネアスと組めば面白いかも?