噴火・潮吹きの定理

ポケモン対戦をいかにシンプルにできるか

【シーズン23】折角なのでスカーフ道連れしたい白バドトリパ【200-1000位くらい】

構築の経緯その1

 

先期結果を残していた白バド構築を触ってみるところからスタート。

 

構築記事は無くレンタルパのみだったので動かし方が分からなかったが、「白バド・ガエン・レヒレを軸にして、トリルを何回か貼れると強い」ことは分かった。

 

そしてよく分からなかったのが対カイオーガの動き。初手猫トリルはアマージョに妨害されてしおふきが通ったり、トルネロスにちょうはつされたりで厳しい。

 

なんとかしてカイオーガを止めてトリルできないか...?

無警戒のままスカーフで上から倒せるポケモンとかいないか...?

 

 

構築の経緯その2

 

2021年10月はシーズン23、3か月あった伝説1体ダイマックス禁止のルールは10月末で終了となる。ところが「ダイマックスに無効化されるけど今なら強い要素」を使った構築をまだ組めていない。もったいない、何か使える技が無いだろうか...

 

アンコール・一撃技・かなしばり・みちづれ・レッドカードetc...

 

 

構築の経緯その1+2

 

初手スカーフみちづれでオーガを無理矢理倒せばいいのでは?

 

相手のトルネオーガは「白バドにちょうはつorガエンバック+オーガのしおふき」がほとんどなので、オーガより先にみちづれしながら白バドが守ればよい。

 

その後は相手3体伝説無しvsこちら3体伝説ありなので、残数有利ならぬ残種族値有利がとれるので勝てるはず。

 

みちづれ要員は「オーガより速くて低耐久、ただしグラススライダーは耐えるしねこだまし耐性もあるポケモンが理想。

 

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ゲンガーがぴったり。

ここまでで白バドレックス、ガオガエンカプ・レヒレ、ゲンガーが確定。

 

カイオーガはこれでいいが、相手伝説が単体技使いだとさすがに不安定。ザシアンやゼルネアスが重く、対黒バドレックスの打点がゲンガーのみ(ガオガエンは悪技を切ってる)なのも怪しい。また蝶舞ウルガモスも厳しいことが発覚。

 

このあたり全部に対応できるポケモンがいればいいけどさすがに...

 

 

エンテイを採用。

 

 

6体目は色々試したが、エンテイを入れてなお厳しいザシアン軸、というかザシアン+水ウーラオスの並び(よく初手に出された)を対策したい。ザシアンウーラオスを前にして猫トリルが成功しそうなトリル使いとしてミミッキュを採用。

 

ミミッキュは先述のレンタルパにも入っていたので相性はいいはず。ウーラオスにも打点がある。

 

この6体で回したところ、基本選出が白バドガエンレヒレミミッキュで固まったが、相変わらずザシアンが重かった。別にミミッキュはザシアン対策になっていない、当たり前である。

 

エンテイの動かし方がふわふわしていたこともあり、エンテイをザシアン対策かつ明確な役割(トリル補助)も持てるウルガモスに変更。B特化で回復きのみを持てば、いじっぱり水流連打くらいなら耐えるらしい。

 

構築を完成とした。

 

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個体解説

 

バドレックス はくばじょうのすがた

持ち物:しろいハーブ

特性:じんばいったい

調整:勇敢HA252D4 最遅

技:ブリザードランス/10まんばりき/まもる/トリックルーム

 

割とノーマルな構成の白バドレックス。ガエンがあまりに多くしろいハーブはほぼ毎回発動した。

 

実は参照したレンタルパではHAではなくHB鉄壁ボディプレ型だったが、まもるを入れるスペースが無くゲンガーと組めないためアタッカー構成に変更。

 

 

ガオガエン

持ち物:マゴのみ

特性:いかく

調整:慎重H252A4B52D132S68 (B意地水流連打耐え、Sはやめ、残りD)

技:フレアドライブ/ねこだまし/すてゼリフ/ほえる

 

トリル補助をしながらザシアンに打点があるポケモンとして採用。猫とすてゼリフでサイクルを回し、2回目のトリルの場づくりをする動きが多い。

 

ほえるは便利な技で、相手の積み技を流したり、トリル返しを阻止したり、トリル相手にみがわり→まもるから入るザシアンに打ってみがわりを破壊したり。

 

 

カプ・レヒレ

持ち物:たつじんのおび

特性:ミストメイカ

調整:HC252B4 控え目→冷静SV→冷静最遅

技:ムーンフォース/くろいきり/いやしのはどう/ねっとう→ハイドロポンプ

 

本構築の第2エース相手ガオガエンの処理状態異常耐性外付けHPタンク威嚇や相手の積み技への対応バドへの悪技の受け先 を一手に担う、役割の多すぎるポケモン

 

選出しないと色々(特に相手ガエン周り)がうまくいかず負けることが多い。

 

当初はSをそこまで落とさず命中安定のねっとうを使っていたが、シーズン終了直前になってガエンを絶対に倒すという信念が薄いのではと判断し、最遅に変更。S実数値81とすると多くのガエンの下を取れ、帯ドロポンでDに薄いガエンを一撃で倒せるようになった。

 

最遅厳選については記事末尾のおまけ欄に記載。

 

 

ゲンガー

持ち物:こだわりスカーフ

特性:のろわれボディ

調整:臆病CS252 H個体値0

技:みちづれ/ヘドロばくだん/シャドーボール/かみなり

 

奇襲枠。ダイマックス無しルールでしかみちづれが使えそうになかったので使ってみた。

 

採用理由のみちづれ・黒バドへのシャドボ・最高打点のヘド爆は確定。ラストは無振り水ウーラオスを倒せて再戦時にオーガへの打点にもなる雷を採用。

 

耐久は上げるべきか最脆にすべきかわからなかったので、ボックスに偶然いたH0BDVの個体を使った。結局何がベストかは不明、というか誤差。

 

 

ミミッキュ

持ち物:いのちのたま

特性:ばけのかわ

調整:勇敢HA252B4 最遅

技:かげうち/トリックルーム/じゃれつく/ウッドハンマー

 

白バドレックスだけでは安定して1回目のトリルが張れなさそうな時に選出。じゃれつくでウーラオスを倒し、かげうちでトリル終了後の赤ゲージポケモンを縛る。

 

ウッドハンマーが重要な対水打点。相手の水枠がミロカロスのような高火力タイプなら何とかしてウドハンを通す必要がある(スイクン等の低火力ならすてゼリフミストフィールド(ねっとう対策)で置物にすればOK)。

 

 

ウルガモス

持ち物:オボンのみ

特性:ほのおのからだ

調整:のんきHB252C4 S個体値6-7くらい

技:ほのおのまい/ギガドレイン/めいそう/いかりのこな

 

ザシアン軸の構築記事で辛いポケモンとして紹介されていたので採用。

 

基本選出のガオガエンカプ・レヒレ、バドレックス、ミミッキュのうちガオガエンミミッキュの代わりに出す。

 

なのでガオガエンの炎打点ミミッキュ(ザシアン軸に唯一刺さっている)草打点を持たせた。

 

Sを上げて蝶の舞をしても相手スイクンの追い風で結局上を取れそうになかったので、遅くして瞑想を採用、トリル下で強くした。

 

 

(途中まで結構使っていたポケモン

エンテイ

持ち物:とつげきチョッキ

特性:せいしんりょく

調整:意地hAs

技:フレアドライブ/ストーンエッジ/かみくだく/しんそく

 

 

選出

 

バドレックス・ガオガエンカプ・レヒレが選出率高め。

 

基本

先発:ガオガエンミミッキュorバドレックス

後発:カプ・レヒレミミッキュorバドレックス

 

ガエンで相手を妨害しながらトリル、相手の悪タイプや炎タイプをレヒレで削りながらトリル最終ターンにガエンを着地させ、もう1週猫トリルをする動き。

 

 

カイオーガ

先発:ゲンガー+バドレックス

後発:カプ・レヒレガオガエン

 

ゲンガーでみちづれ。初手にオーガが来ない場合はただ上から殴ってもそこそこ強い。

 

 

対黒バドレックス

先発:ゲンガー+バドレックス

後発:カプ・レヒレガオガエンミミッキュから2体

 

相手の黒バドがタスキ持ってそうならゲンガーでみちづれ。そうでなければ(コジョンドが持ってそう、とか)ならシャドボ。黒バドが初手に来なければ裏に引いてトリル。

 

ミミッキュもかげうちで黒バドを縛れている。

 

 

対ザシアン(つらい)

先発:ガオガエンorウルガモス+バドレックスorミミッキュ

後発:カプ・レヒレガオガエンorウルガモスorバドレックス

 

相手はザシアン+ウーラオスorエンテイから入り、裏にガエンがいることが多い。エンテイはバドレックスへの聖なる炎やけどが一番きついので、ミミッキュでトリルを貼ってレヒレに任せる。

 

 

戦績

200位~1000位くらいをうろうろ。最高はエンテイ採用時の209位、最終900位台で終了。

人生で初めてレート・ランクマ最終日まで順位を上げるため潜り続けたかも。弊ブログとしては高めの順位だがもう少しのばしたかった。

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感想

 

ゲンガーのみちづれ自体はかなりの成功率で、これは楽しかった。使用感としてはいのちがけに近いが、タスキ・ゴーストタイプ・高HP種族値・このゆびあたりを全て貫通する優れもの。代わりに攻撃されないと発動しないのが不安定なので、全体技使いメタにしたのも正解。

 

読まれてゲンガーに挑発等されてものろわれボディで勝ち筋が残るのも偉い。

 

 

ただ構築単位でみると相手のガエンが重すぎて勝率が伸びなかった。

 

ここで問題になるのが白バドレックス。前述のように、実は参照したレンタルパではHAではなくHB鉄壁ボディプレ型だった。まもるを入れるスペースが無くゲンガーと組めないためアタッカー構成に変更したのだが、相手ガエンへの対処ルートが1つ減った結果ガエンがとても重くなったらしい。

 

おそらく正解は、レンタルパをもうすこし眺めてオーガ対策を見つけることだったと思う(無いわけがない)。

 

次回ランクマにがっつり取り組むときは、レンタルパをそこそこ理解したうえでギミックを(入るなら)混ぜ込みたいと思う。

 

 

おまけ:ムーン周回(カプ・レヒレの最遅厳選)

ランクマ最終日前日に最遅レヒレを突然使いたくなったので、ムーンROMをリセットして再送した。その時の覚書。

 

ROMをリセットしてもバトルビデオは残ったままなので安心。古のナックラートリパとかの情報が消えなくて良かった。

 

殿堂入りまでのプレイ時間は7時間9分。他に御三家をUSMに移送→レベル上げ→ムーンに戻す等の時間がかかる作業。目安になるかも。

 

・最遅厳選にかかった時間は約2分。目安にならない。運を使い果たした可能性あり。

 

 

アローラ御三家はただでさえ鈍足なので、S個体値が低いと大変なことになる。今回はほぼ勇敢最遅みたいなアシマリを引いてしまい散々な目にあった。

 

・Switchのグラフィックが3DS比で余りにきれいで、3DSから戻ってきた直後は浦島太郎状態になる。

 

など。参考になれば。