前置き
2022年8月末で3周年を迎えたポケマス。強いバディーズが続々と追加され、エンドコンテンツであるチャンピオンバトルエリートモード10000pt(2000pt×5)を最近攻略できるようになったプレイヤーも多い。
その一方で初心者プレイヤーにとってはまだまだ高い壁になっているのも事実。特に3周年で最近始めた・復帰したプレイヤーも多く、バディーズが揃っていないことも。
そこで今回は、初心者でも所持率の高そうな配布・低レアバディーズのみを使ってエリートモード10000ptを攻略、そのときに考えたことを文章化してみた。
最も最近のポケマス界隈は動画やwikiなど参考資料がかなり増えてきたが、ブログとして残っているものはそんなにない印象。ブログ形式が好きな読者の参考になれば。
使うバディーズ
今回使用するバディーズは、2022年9月現在入手難易度が低そうなバディーズとしている。具体的には、
・メインシナリオ配布バディーズ
・伝説シナリオ配布バディーズ
・ガチャ産星3・4バディーズ
・BP産星4バディーズ
・イベント配布バディーズ(アナザーカスミ・アナザーグリーン・アナザーサカキが該当。ツクシ(ストライク)は2022年9月現在イベントを開催していない)
のみ。これらだけを使用する。
編成の組み方
ポケマスの編成は大きく分けると速攻編成と毒耐久編成の2種類がある。
速攻編成
ポケマスは基本的には相手を攻撃して倒すゲームであり、この記事ではこれを速攻編成と呼ぶ。またエリートモード10000ptでは、相手のバディーズ技を1度耐えることができる耐久があると安定して動ける。なので編成は、
相手の攻撃を耐えるためのタンク
相手を攻撃するためのアタッカー
編成を動かしやすくするための自由枠
になる。
この中で最も頻繁に使うバディーズは、アタッカーではなくタンク。
タンクは相手の技タイプによってコロコロ変えることは少なく、何より「耐久が高くて回復手段を持つバディーズ」が意外と少ない。ステータスが高めできずぐすり持ち、耐久バフもあるバディーズとなると限られてくる。
これに該当する配布バディーズはこんな感じ。
・マツバ(BP星4)
きずぐすり、防御特防バフ、怯み技持ち。最も安定する。
・ホップ(伝説配布)
きずぐすり、攻撃防御急所バフ持ち。攻撃急所バフの足りないアタッカーと相性が良い。
・プラターヌ(伝説配布)
特攻特防素早さバフ、回復量のおかしいウッドホーン持ち。破格の回復性能ゆえに速攻後述の毒耐久編成に入ることが多いが、速攻編成でも大丈夫。
・フウロ(ストーリー配布)
きずぐすり、防御素早さバフ、怯み技持ち。物理アタッカー相手に。
・アナザーカスミ(イベント配布)
きずぐすり、回復付帯、防御特防バフ、なんでもなおし持ち。バフが薄めな代わりに回復手段が豊富。
チャンピオンバトルでは5編成、つまりタンクが最低5枚必要。まずは上記の5人が無難と思われる(特にマツバ)。
もちろんこのメンバーにガチャで手に入れた恒常星5(リーフ、ソニア、リョウあたり)や限定星5のタンクを加えればもっと安定する。
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一方でアタッカーについては、弱点を突けば2000ptをクリアできるバディーズがタイプによっては揃っている。
手元で配布・低レアのみで弱点2000pt(または等倍1500pt)をクリアできるかタイプ別に試した結果がこんな感じ。主にボードに「○○上昇or下降分B技威力上昇」があるバディーズをピックアップした。
強い:
ほのお(シルバー)、みず(ジュンとナギ)、でんき(ハウ)、こおり(ゲーチス)、かくとう(シバ)、どく(キョウ)、エスパー(サカキ&ミュウツー)、はがね(主人公&ソルガレオ)、ドラゴン(アカギ)、ひこう(グリーン、ガチャ産星5だがストーリー中配布あり)、むし(ダツラとツクシ&スピアーのWアタッカー編成)、フェアリー(リーリエ&キュワワー)
運が良ければ:
くさ(プラターヌ&フシギダネ)、いわ(マジコスタケシ)、じめん(かんこうきゃく)、あく(クチナシ)
未検証:
ゴースト(オカルトマニア)
これはあくまで筆者の手元で、「配布・低レアのみ」という縛りのもとでの結果。「運がよければ」に該当するタイプでも、周りをガチャ産星5のサポーターや自由枠で固めたり、恒常星5を引けたりすれば実力をさらに発揮できる。
以上から、速攻編成の組み合わせは
・マツバorホップorプラターヌorフウロorカスミ
・弱点をつけるアタッカー
・自由枠
になる。
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ここまでで問題なのが、「弱点を突けるアタッカー」がいなかった時。こういう場合にどうするかというと、
・持っていれば、ガチャ産の強い星5アタッカーを使う(今ならレッド&ピカチュウやサトシ&ピカチュウのガチャを引く等)
・持っていれば、グラジオを使う(全タイプに変化できるが、タイプ検索で引っかからず忘れられがち)
・毒耐久編成を組む
になる。この中で初心者でも組みやすいのが毒耐久編成。
毒耐久編成
毒耐久編成は通常の編成とは異なり、「相手をもうどく状態にして攻撃・特攻のデバフをかけ、スリップダメージで削れるまで耐え続ける」というもの。
編成難易度がかなり低く初心者でもそろえることができ、タイプ相性に寄らずに相手を倒せるのが特徴。
オプション上限が1500ptだった時代に考案されたが、2000ptでも活躍できそう。
編成は、
・タンク:プラターヌ(伝説配布)
・もうどく要員
・デバフ要員:アンズ(ガチャ産星3)
になる。プラターヌのウッドホーンをとにかく連打することで、長期間耐え続けることができる。
もうどく要員はエリカ(モンジャラ)が手に入りやすく(どくどくの命中をボードで100にできるので)強い。他には配布のキョウ、低レアのアザミなど。限定星5だがチャンピオンロードで選べるマジコスリーフがいれば楽になる。
一方デバフ要員は、相手どく時に攻撃・特攻・素早さを下げられるアンズ(アリアドス)が適任。タマゴからニドクインが生まれていればそちらでもOK。
ここまでで、配布・低レアのみで速攻編成5、もしくは速攻編成4, 毒耐久編成1を組めそうだと分かった。
オプション
オプション合計2000ptの取り方は、速攻編成と毒耐久編成でもちろん異なる。
速攻編成はつよさ上昇中心(もしくは攻撃上昇中心+つよさ上昇6)、毒耐久編成は耐久面中心に選択すると良い。毒のダメージは定数ではなく割合なので、敵の耐久を挙げても倒れるまでのターン数は変わらない。
詳細は長くなるので記事末尾を参照。
チャンピオンバトルの相手を見る
この記事を書いている2022/9/5-12はイッシュ地方が相手。チャンピオンバトルとしては平均的な難易度で、相手の弱点タイプははがね・どく・じめん・でんき・かくとう。
まずは各タイプのアタッカーがいるかを考える。
はがねはソルガレオ、どくはキョウ、でんきはハウ、かくとうはシバがいるので速攻編成が組めそう。一方じめんはアタッカー不足なので毒耐久編成で対応。
...という方針で普段ならいいのだが、
今回は対アイリスのエリア詳細に「急所防御」と書いてある。普段エリア詳細はあまり考えなくて良いが急所防御のみは話が別。
急所防御を貼られると相手に攻撃が極端に通りにくくなる。そのため相手に貼られるタイミング(今回は初バディーズ技の直後)までにセンターを急いで倒すか、毒耐久編成で相手するしかない。
シバで急いで倒すこともできなくはないが難しいので、今回は毒耐久編成をここに当てることに。
そして玉突き的にじめん弱点に毒耐久編成が当てられなくなった。ここは配布・低レアアタッカーの中でもかなり強そうなサカキで等倍攻略を狙うことにした。
方針を立てたところで具体的に編成を組んでいく。
編成を組む
対ギーマ(鋼弱点)
アタッカーは主人公&ソルガレオで確定。
タンクは攻撃・急所のバフがあって自らも攻撃できるホップが適任。
自由枠は、こちらの火力をさらに上げるために防御デバフを採用したい。シトロン&エレザード(BP配布)がいやなおと使用時わざゲージ回復のボードを持っているので今回は採用。他にはククイ(恒常星5)でもOK。
対シキミ(地面弱点)
アタッカーはサカキ&ミュウツー(伝説配布)とした。
タンクは今回は特防に厚いバディーズが望ましい(相手が特攻ダウン無効にほんばれオーバーヒートを連射してくるため。実はアイリス並の難所)。最も安定するマツバを採用。
自由枠は、サカキに足りない特攻バフが欲しい。同じエスパータイプなのでチームスキルがお得なラン(ガチャ産星3)を採用した。
対レンブ(毒弱点)
アタッカーはキョウ。
タンクはフウロかカスミの2択だが、カスミは草技で弱点を突かれる可能性があるのでフウロに決定。
自由枠は、キョウと非常に相性が良いアンズ&クロバット(BP配布星4)がおすすめ。特攻バフがあれば最低限良いが、加えて急所・素早さ・回避バフもありどく状態も撒けるアンズがかなり使いやすい。
対カトレア(電気弱点)
アタッカーはハウ。
タンクは残ったカスミで確定。
自由枠は、ハウに足りない急所バフ持ちが欲しい。今回は特攻バフも持っているサカキ&ペルシアン(イベント配布)を採用。配布・低レアで全体の急所を3段階上げられるのは他にホップとマチス&ライチュウ(BP配布星4)しかいない*1ので注意。
対アイリス(格闘弱点)
毒耐久編成、すなわちプラターヌ、アンズ&アリアドス、エリカ&モンジャラで確定。
立ち回り
速攻編成
1巡目で火力・耐久バフを積んで、2巡目以降で殴るのが定石。
バディストーンボードの内容にも注意。今回使うバディーズだと、ハウが「素早さ上昇分B技威力上昇」、キョウが「回避率上昇分B技威力上昇」を持っている(両方ともバフをフルで積むと威力2倍になる)ため、この条件も満たすようにバフを積んでから攻撃すると良い。
テクニカルバディーズで相手を倒す場合は、B技の条件も同様に抑える必要がある。今回はキョウのB技が「相手毒時威力2倍」なため、キョウやアンズ&クロバットで相手を毒にしてからB技を使う必要がある。
毒耐久編成
プラターヌはタンクとしてウッドホーン連打。B技後HP回復1のボードも活用したい。
エリカはどくどくとまとわりつく連打。全員にどくとバインドを撒き終わったら、相手中央のバインドが途切れないように中央へまとわりつく連打がよさそう。
アンズ&アリアドスはベノムトラップ連打。
結果とまとめ
エリートモード10000ptを配布・低レアのみでクリアできた。どの編成もそこまで苦戦はしなかった。
今回は初心者でも持っていそうなバディーズのみで挑戦したが、これにガチャ産星5バディーズを組み合わせればさらに難易度は下がる。各自の手持ちのバディーズをうまく組み合わせて、より強くて攻略が簡単な編成をめざせばチャンピオンバトルを楽しめる。
おまけ1 BP配布星4バディーズについて
BP配布バディーズは、星4であっても配布やガチャ産星4と比べると入手難易度はやや高めなので、バディーズを選ぶ順番が重要になる。マツバ、アンズ、エリカ、シトロン、マチスあたりを候補に手持ちのバディーズと相談して決めて、迷ったらマツバを選ぶのが無難そう。
おまけ2 オプションの具体例
速攻編成
物理ダメージ軽減 50pt
特殊ダメージ軽減 50pt
攻撃特攻上昇1 50pt
防御特防上昇1 50pt
状態異常無効 50pt
つよさ上昇1,2,3,6 計1200pt
ボルテージ上昇時威力上昇5 100pt
開幕時回復付帯 150pt
味方わざゲージ上限-2 300pt
毒耐久編成
物理ダメージ軽減 50pt
特殊ダメージ軽減 50pt
攻撃特攻上昇1 50pt
防御特防上昇1,3,5 計300pt
HP上昇2,4,6 計600pt
技回数上限減少 100pt
永続急所防御 150pt
つよさ上昇2 200pt
開始時味方HP減少5 200pt *2
味方わざゲージ上限-2 300pt